歴史
徒手医学(Manual Medicine)は、この100年間、欧米で発達してきた手を用いて患者さんを治療する、
いわゆる徒手療法であるカイロプラスティックやオステオパシーなどを総称した学会的な呼び名です。
沢山ある徒手療法がある中、concept・概念など多種多様であり、専門用語も一定していませんでした。アメリカ合衆国では、この100年間に、従来の医学会のみならず新しいカイロプラクティックやオステオパシーの発展に伴いこの分野に対する関心が高まる。カイロやオステオパシーなどの専門領域の間では多くの基本理念上の違いはあります。しかし、構造的診断と徒手医療法の介入の根底にある原理は極めて類似しています。それぞれの分野における独自の考え方にこだわらず、根拠のある部分でのこれらの原理原則を統合した医学の言葉で研究を進め治療体系を構築していくのが徒手医学の目的だそうです。

徒手医学とは?
『診断』 と 『徒手療法』 です。
診断とは?

徒手療法(manual therpy)とは?
関節とそれに関連した軟部組織の障害を評価し治療する系統的な方法で、その目的は痛みを減少させたり、運動性を増したりあるいは減らしたりすることによって、機能を正常化することである。
対象者に対して他動的な治療を行うだけでなく、機能異常についての情報を提供して問題点を理解してもらうように指導する。そして、対象者自らが積極的に治療に参加し、再発予防へと導く系統的な教育・治療体系でもある。引用:奈良 勲ら:系統別・治療手技の展開 (協同医書出版社)

簡単にいうと
きちんと評価を行なった上で、問題となる筋肉や神経、靭帯や腱・血管などの組織毎に治療手技を選択し、
ADLや生活習慣、歪んだ認知に対しても指導や教育するところまで、これらすべて含めて『徒手療法』だということです。
狭義や広義の解釈により変化してくるものですが・・・・。
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