おはようございます!
役員の井尻です。
本日は意識障害の記録の方法で用いられるGCS(Glasgow Coma Scale)について書きますね。
国際的に多く用いられる。
スコアの総和で意識状態を表します。
運動機能や言語について詳しく記録できるので評価法として優れている。
リハビリテーションの経過中にはひとつの脳の機能的あるいは器質的変化による単純な意識障害のみならず、心理的な極限状態のための全健忘など、てんかん発作後の健忘やもうろう状態も混在することがあるので、可能性を常に意識しておくようにする。
開眼(eye opening)
自動的に E4
言葉により 3
痛み刺激により 2
開眼しない 1
言葉による応答(verbal response)
見当識あり V5
錯乱状態 4
不適当な言葉 3
理解できない声 2
発声がみられない 1
運動による最良の応答(best motor response)
命令 M6
痛み刺激部位に手足をもってくる 5
四肢を屈曲する
逃避 4
異常屈曲 3
四肢伸展 2
全く動きがない 1
【まとめ】
JCSに比べて多方面から評価するためにGCSの方が優れていると言えます。
臨床的には両方みることがあるので両方理解しているのがベストかと思います。
ぜひ、覚えて臨床でも使えるようにマスターしてくださいね。
本日で意識障害シリーズはひとまず終了しますがまた勉強する機会がありましたらアップしたと思いますのでよろしくお願いします。