おはようございます。
役員の井尻です。
高齢者のそもそもの歩行の特徴って知ってますか?
歩行分析の本では正常歩行で健常で若年の人の歩行が多いようにみられます。
しかし、臨床では高齢者が多いですよね。
ですから、正常歩行が分かれば次は高齢者の歩行の特徴について学べば効率がよいのではないでしょうか?と考えて今回はこのテーマにしました。
歩行速度自体は60歳から低下して、特に快適歩行より速歩の低下率の方が高いと言われています。
歩行速度に必要な歩幅の低下が要因であり、速歩では高齢者は歩数を増やそうとする傾向にあります。
また、歩行周期や歩幅の変動が大きい高齢者は転倒リスクが高いといわれているので注意が必要です。
※以下に特徴をまとめる
①歩行速度の低下
②歩幅の低下
③両脚立脚時間の延長
④歩隔の増大
⑤上肢の振り・体幹の回旋の低下
⑥立脚後期の股関節伸展低下
⑦前傾姿勢・膝関節屈曲
⑧立脚初期の足関節背屈の低下 など
【まとめ】
高齢者はちょこちょこ歩くというイメージがあるのではないでしょうか?
それは体幹が前傾して股関節の伸展がみられない歩行をしているからかもしれませんね。
もちろん、治療としてはその原因を追究して治療すれば良いのですが…
そこは新人セラピストの方はこれからかもしれませんね。