役員の井尻です。
骨粗鬆症ってカルテで良くみませんか?
しかし、正確に説明できますか!?
ということで今回のテーマは骨粗鬆症です。
概念
骨粗鬆症は、骨量が減少し、骨の微細構造が劣化したために、骨が脆くなり骨折しやすくなった病態と定義されている。
骨折や寝たきりなどさまざまな障害を防ぐために、骨粗鬆症は、早期発見・早期治療がとても大切な病気です。
骨の強度には「骨密度」と「骨質」の2つが関係しています。
「骨密度」とは骨に含まれるミネラルの量で、「骨質」とは骨の素材としての質やその素材をもとに作り上げられた構造特性の状態です。この骨質は骨の代謝の状態によって影響を受けます。
原因
閉経による女性ホルモンの変化などのホルモンのアンバランス、加齢、栄養のアンバランス、運動不足、他の病気や病気の治療薬などのさまざまな原因が関係して、骨の代謝に異常が生じ、骨密度が減ったり、骨質が悪くなることで起こります。
症状
慢性の腰背部痛を訴える。わずかな外力でも容易に椎体の圧迫骨折をきたし、急性腰背部痛を生じる。その数が多くなると脊柱が後弯し、身長が短縮する。
また、転倒や軽微な外力で大腿骨頸部骨折や橈骨遠位端骨折を起こす。
<まとめ>
キーポイントとして骨量の低下で診断できるものではないということを覚えておいてほしいところです。
また、骨折しやすいということを大前提にリハをするのも重要なことですね。
次回は治療を中心に書きます。