• 理学療法士・作業療法士必見のリハビリ講座・徒手療法セミナー講座

  • 2018年12月22日

てんかんの主要な疾患5つを紹介!!

てんかんの主要な疾患5つを紹介!!

てんかんの主要な疾患5つを紹介!! 640 456 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
役員の井尻です。

てんかんシリーズも後半に差し掛かってまいりました。
今回から主要な疾患についてかいていこうと思います。
まず、①突発性全般性てんかんと②ウエスト症候群と③レノックス・ガストー症候群です。

【突発性全般性てんかん】
とくに原因となる疾患はなく、両側性に出現するもので臨床症状から2つの種類があります。
①強直-間代性発作
前兆はなく突然意識消失し全身の強直性痙攣が出現し、やがて間代性の痙攣となる。
全身の激しい痙攣によって呼吸も停止することがある。

②欠伸発作
とくに前兆はなく突然に始まる短時間の意識消失で患者は精神・運動機能が停止する。
そのため動作中であればその動作を突然停止しうつろな目で一点を見つめ呼び掛けても反応しない。発作時脳波3Hzの棘徐波結合が左右同期して現れる。

【ウエスト症候群】
1歳以前に発症し、点頭てんかんと呼ばれ、電光性痙攣、点頭痙攣、前方にお辞儀するように発作が起こる。脳波はヒプスアリスミアとよばれる異常をきたす。精神運動の発育も障害され予後不良である。60%がレノックス・ガストー症候群へ移行する。

【レノックス・ガストー症候群】
1~8歳の幼児にみられる難治性のてんかんで成人期になっても種々の発作が持続し、精神発達も遅延することが多い。発作型は多種多様である。