【差がつく治療】起立動作訓練の離殿相での骨盤リフトアップとは！？

【差がつく治療】起立動作訓練の離殿相での骨盤リフトアップとは！？ https://jmrjmr.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4732-1024x576.jpg 1024 576 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見 https://jmrjmr.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4732-1024x576.jpg 2023年7月7日 2023年6月1日

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シリーズ：起立動作シリーズ

【差がつく治療】起立動作訓練の離殿相での骨盤リフトアップとは！？

本日は起立動作の治療をご紹介したいと思います。
注目するポイントとして離殿相の骨盤のリフトアップについて話していきます。

【概要】

坐位姿勢では骨盤は頚体角・前捻角を有する大腿骨によって支えられている状態となっております。
骨盤前傾運動が開始すると大殿筋上部線維が収縮して大腿骨がわずかに内旋して骨頭を降下させて骨盤が骨頭を乗り越えやすくしています。
これは前傾相前半にあたる部分です。以前動画でお伝えしたので興味がある方はその動画をご覧ください。
その後の前傾相後半は骨盤前傾を制動するために大殿筋下部線維が働きます。
そうすると大腿骨は外旋して骨頭が上昇して骨盤を浮き上がる作用となります。
これが骨盤のリフトアップと言います。

【治療】

肢位：坐位
セラピスト肢位：前方に位置
①手指で大転子を包み込むように把持する
②前方にリーチして頭部がつま先の直上に位置するところで一旦静止させる
③大腿骨をわずかに外旋させる(肘は固定させて前腕を回外させる)
※注意
①セラピストが骨盤を持ち上げない
股関節伸展してしまい、体幹が後方へ伸びあがってしまう

②伸展相では誘導しない
伸展相ではメインの収縮はハムストリングスであり、大殿筋がメインになると大腿が外旋してしまい、スクリューホームムーブメントが阻害されてしまう

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