おはようございます。
役員の井尻です。
高齢者シリーズもかなり進んで参りましたが少しは高齢者の身体について勉強になっているのではないでしょうか?
本日は高齢者と転倒について書きますね。
日本の転倒の年間発生率は地域在住高齢者の1割から2割と言われています。
転倒リスクの要因は周囲の環境面からと身体機能面からの2つありますよね。
前者は外的因子、後者は内的因子といいます。
以下にまとめます
外的因子
①段差:敷居
②床:カーペットの端、床の滑りやすさ・でこぼこ
③照明:暗さ
④履物:スリッパ、足にかかりやすいズボン
⑤障害物:電気コード、経路を遮るもの
⑥手すりの不備
内的因子
①基本的属性:80歳以上
②身体機能:筋力低下、バランス低下、視力障害、排尿・排便障害
③医学的:パーキンソン病、起立性低血圧、高血圧、関節疾患、CVA
④認知面:認知機能、転倒恐怖、精神面
⑤薬剤:睡眠剤、抗うつ剤、鎮静剤
⑥転倒の既往
などです。
【まとめ】
患者さんの転倒要因を知ることはかなり重要なことだと思います。
安静度を変える際、退院時に自宅訪問する際など…
いろんな要素が絡んでくるので難しい部分ですが、その患者さんの要因を考えて対策や指導を行っていくことが求められるのではないでしょうか?
看護師さんや家族などいろんな方の助けが必要です。
チームで対応していくことも大切かもしれません。