• 理学療法士・作業療法士必見のリハビリ講座・徒手療法セミナー講座

  • 2018年2月22日

筋肥大と神経性要因の関係とは?

筋肥大と神経性要因の関係とは?

筋肥大と神経性要因の関係とは? 640 427 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
役員の井尻です。

筋力トレーニングして神経と筋肥大の影響どちらが大きいのか?という話です。
結果としてはトレーニング初期は神経性要因が筋力の増加に貢献し、トレーニング期間が増加するほど筋肥大の貢献度は高くなる。
等尺性最大筋力を10秒間発揮するトレーニングを60日間毎日実施した場合の最大筋力、筋断面積および絶対筋力の変化をみた。
最大筋力はトレーニング開始後増加し続けるが、断面積はトレーニング20日まではほとんど変化がみられない。
よってこの時期の最大筋力の増加は絶対筋力の増加により引き起こされている。
その後さらにトレーニングが40日、60日と続けると、筋断面積は増加し始める。
神経性の適応は筋の適応に比べ早いためトレーニング開始初期の筋力増加は神経性要因によるとされている。
長期のトレーニングでは筋肥大と羽状角の増加が起こり、神経性要因と筋肥大の両方によって筋力が増強する。
トレーニング期間が増加するほど筋力の増加に対する神経性要因の貢献度は低下し、筋肥大の貢献度は高くなる。

<まとめ>
初期は神経性要因で8週から10週程度で筋肥大の影響が追い付いてくるイメージですね。
なので、入院でのリハビリでは基本的には神経性要因だと言ってもよいかもしれません。
逆に筋委縮させないようにすることが重要かもしれませんね。