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  • 2018年4月3日

加齢と筋の関連とは?

加齢と筋の関連とは?

加齢と筋の関連とは? 640 427 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
役員の井尻です。

新人のセラピストの皆さんはおめでとうございます!
かなり緊張されている方もいらっしゃるかと思いますがならってきたことを自信をもっておこなっていただければいいのではないでしょうか?
徐々に慣れていきましょう。

今回からは老化についてかいていきます。
入職されても高齢者の患者さんがやはり多く、高齢になると身体がどうなるか知っておくことは重要なことです。

加齢と筋力の関係
一般的に筋力は20~30歳代がピークです。
そこから、徐々に減少して80歳代までに約30~40%低下するといわれています。
加齢による筋量の低下をサルコペニアともいいます。

サルコペニア自体は解明されてはいませんが、筋線維の蛋白合成と蛋白分解のアンバランスや筋サテライト細胞の機能の低下などが考えられています。

筋のタイプでいうとタイプⅡ線維の萎縮が目立ちます。
運動ニューロンの減少や脱落、神経線維と筋線維をつなぐ運動終板の変性、遺伝子因子などが考えられています。

【まとめ】
年齢を重ねると筋力は低下することは間違いありません。
また、タイプⅡが萎縮するため瞬発的な動きが低下して転倒リスクが上がるのも納得です。
そこを踏まえてバランスなどの練習もリハビリで必要かもしれませんね。