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  • 2018年3月20日

ブリッジのポイントとは

ブリッジのポイントとは

ブリッジのポイントとは 211 216 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
役員の井尻です。

リハビリの内容でブリッジ動作を行っていますか?
今回はブリッジについてひも解いていきます。

①股関節周囲筋の筋活動量
両側ブリッジと片脚ブリッジ、最大抵抗両脚ブリッジの筋活動を行った。
両足ブリッジでの股関節周囲筋の筋活動は低い。
片脚ブリッジでは50%以上の高い活動量が必要となり、最大抵抗でのブリッジと同程度である。片脚ブリッジは伸展筋と外転筋のトレーニングとして有効で内転筋には効果が他の筋に対しては少ないといわれている。
また、膝屈曲角度が増加すると大殿筋の筋活動は増加し、ハムストリングスは低下する。逆も同様である。よって、大殿筋のトレーニングは膝関節屈曲位で行い、ハムストリングスのトレーニングは膝関節伸展位で行うと良い。

②腹背筋の筋活動
両側ブリッジで背筋は50~60%の高い筋活動を示すが、腹筋はほぼ筋活動はない。
片脚ブリッジとも著変はみられない。

③膝・足関節周囲の筋活動
両側ブリッジは5%で片脚ブリッジは10%とほとんど筋活動はみられず、効果としては不十分である。

【まとめ】
ブリッジは背筋群を鍛える動作である。できれば片脚か抵抗下で行う方が効率が良く、角度によってハムストリングスと大殿筋の効果を変えることができる。
CVAでは分離の練習にも用いれられる動作です。膝屈曲位で股関節は伸展しますからね