おはようございます。
役員の井尻です。
前回はてんかんの治療には2つありますという話をしました。
そして、抗てんかん薬と副作用の話を中心に行っていきました。
ここまでで興味がある方は前回をご覧ください。
では、②てんかんの外科手術についてまとめていこうと思います。
プラスとしてけいれん重積も記載していますので神経内科ではみることもあると思いますので知識として覚えてくださいね!!
てんかんの中には適切な薬物治療を長年行っても発作コントロールが困難な場合があります。
それを難治性てんかんといい、その一部が外科的な治療が行われます。
対象となるのが、薬物抵抗性で日常生活に著しい支障がある難治性局在関連性てんかんである。焦点部位が局在性で切除可能な場合もある。
術式には焦点部分を切り取る「切除術」と焦点部位からの局在を遮断する「遮断術」がある。
※けいれん重積とは?
けいれん発作が長時間(30分以上)持続する状態。または発作後に意識を回復しないうちに次の発作が始まる状態をいいます。
気道・呼吸・循環を確保して、抗てんかん薬のジアゼパムを静注する。効果がでないとフェニトインを静注する。それでも効果がないと全身麻酔薬を用いる。