おはようございます。JMR協会の堀です。
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シリーズ：肩関節シリーズ
【意外過ぎる！！】その肩上方の痛みは神経から！？
概要
今回は肩上方の痛みの原因についてご紹介います。
運動機能障害の「なぜ？」がわかる評価戦略の中からご紹介したいと思います。
この本はかなり分かりやすくおススメ文献ですのでぜひ、興味が出た方は購入して勉強するのも良いかと思います
ステップ
考えるステップとして3つあります
1どう動かすと痛いか(力学)
2どこか痛いのか(解剖学)
3なぜ痛むのか(運動学)
解説
肩は肩甲骨があってぶら下がっている状態ですよね。
痛みには２種類あって伸張ストレス・圧縮＋せん断ストレスがあります
下垂で内転すると骨頭は下方へ転がり・上方へ滑ります。
その動きを行うことで上方組織の伸張ストレスを評価できます。
挙上していくと肩上方の組織が肩峰へ入り込む動きをします。
これが圧縮ストレスの評価になります。
投球動作のように大きく振りかぶると圧縮ストレス＋せん断ストレスの評価になります。
これがステップ1どう動かすと痛いか(力学)の話になります。
次のステップ2の話ですが、伸張ストレスで疼痛が出る場合は棘下筋・棘上筋・肩甲上神経の影響だと考えらます。どこか痛いのか(解剖学)というステップです。
圧縮ストレス＋せん断ストレスで疼痛が出る場合はそれに加えて肩峰下滑液包なども関係してきます。
今回は肩甲上神経が原因だと仮定して話をすすめていきたいと思います。
それではステップ3の話をすすめていきます。
3なぜ痛むのか(運動学)です。
肩甲上神経は頸椎から出てくる神経で肩甲胸郭関節の不安定性やアライメント不良に影響されて疼痛を起こす神経と言われております。
さらに4つのポイントがあると言われていまして、それは肩甲骨のアライメントの評価が重要です。
①上角がTh2にあり下角がTh7にあるのか評価する。
②肩甲骨が外転位になっていないか評価する。
僧帽筋中部・下部線維の筋力低下があり・僧帽筋上部線維・肩甲挙筋の短縮や筋緊張亢進を疑う
③肩甲骨下角(内側縁)が浮いているか評価する。
大菱形筋・前鋸筋の筋力低下を疑う
④肩甲骨前傾位になっている
小胸筋の短縮・筋緊張亢進を疑う
まとめ
肩甲骨のアライメントが悪いと肩の上方に疼痛が起こってしまう可能性があると言われています。
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