おはようございます。
役員の井尻です。
前回から筋力トレーニングシリーズを行っています。
過負荷の1つ目の強度は終わりました。
残り二つを今日書きますね。
それは収縮時間と頻度がポイントになります。
②収縮時間
等尺性トレーニングの場合のHettingerの強度と時間の関係によれば、強度の点で過負荷の原則を超えていてもその強度をある程度持続しなければ筋力の増大は認めない。
痛みがあるなど強い強度でトレーニングできない場合は強度を減少し収縮時間を増加させることが重要となってくる。
50%の強度であった場合は15~20秒収縮させればよい。
③頻度
等張性トレーニングの場合では最大挙上重量に対する相対的負荷量とその反復回数との関係が強度と頻度の関係を示す具体的な指標となる。
大脳の興奮水準を上げるなどの神経系をトレーニングする場合には頻度を90~100%として反復回数を少なくする。
また、筋肥大の効果を求めるなら強度を70%として反復回数を12~15回程度とする。
【まとめ】
等尺性収縮を鍛えたければでは50%の力で15~20秒収縮させる。等張性収縮を鍛えたければ神経系へアプローチする場合はほぼ100%で数回行い、筋肥大へのアプローチではその患者さんが12~15回できる強さで行えば70%となりますよね。臨床的にはリスク管理からその患者の15回ぐらい行える回数がよいのではないかと思います。
私も15回を基本にしています。