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  • 2018年1月6日

筋の微細構造について!

筋の微細構造について!

筋の微細構造について! 211 216 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
役員の井尻です。

今回は筋の微細構造です。
どんなことだろうか?と思われる方はご覧ください。

一つの骨格筋は多数の筋線維から成り立ち、各筋線維の表面は細胞膜で覆われている。
筋鞘のうちには筋原線維が縦に並び、その間を筋形質が満たしている。筋原線維はさらに細かい筋フィラメントから成り立つ。
横紋筋は横にしまがみえることに由来する。
横紋構造をもつ部分が筋線維内に蓄えられた化学的エネルギーを機械的エネルギーに変換させて仕事をする役割を果たしている。
横紋構造は暗いA帯と明るいI帯とで成り立つ、I帯は狭く暗いZ帯でさらに2つ分けられる。
A帯の中央部にはH帯、H帯の中央にM線がある。
Z帯から隣のZ帯までのあいだが構造上の単位となり、これを筋節という。
筋フィラメントには2種類のものがあり、太いフィラメントはA帯に細いフィラメントはI帯にある。
細いフィラメントは一端がZ帯に付着し、他端は太いフィラメントの間に入っている。
筋収縮は細いフィラメントが太いフィラメントの間に入り込むことで起こる。
収縮による筋短縮ではフィラメントの長さとA帯の長さは不変でI帯だけが短縮する。

<まとめ>
筋収縮の強さはフィラメントの滑りと関連があり、フィラメントが滑り込みすぎている位置や全く滑り込んでない位置では筋収縮力は低下します。だから、可動域の最初と最終は弱くなりますよね。