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  • 2017年12月14日

関節の基本的な3つの機能とは

関節の基本的な3つの機能とは

関節の基本的な3つの機能とは 640 427 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
役員の井尻です。
今回は関節の基本的な3つの機能について書きます。
その3つは運動性・安定性・運動の感知という主な機能があります。

①運動性
関節の運動性は滑らかに効率良く運動するために必要である。関節可動域制限とは、何らかの原因によってこの運動性が減少している状態のことである。

②安定性
重力に抗して身体を支えるためには運動性をもった関節が安定しなければならない。
靭帯などによる静的安定機構と筋による動的安定性機構をもっている。
安定機構が破綻すると関節は著しく不安定になり、関節軟骨の破壊を引き起し、さらに関節自体の破綻をもたらす。
運動性と安定性という相反する機能をもっており、各関節によって要求される機能が異なる。一般的に上肢は運動性が重要で下肢は安定性がより重要である。

③運動の検知
関節包や靭帯には感覚受容器が豊富に存在し、静止時の関節の位置や運動時の関節の速度や方向などの情報を中枢神経に伝達している。
生体が姿勢を保持したり関節運動を行う場合、その制御機構は関節周囲の感覚受容器などからの情報のフィードバックで成り立っている。

<まとめ>
上記を考えると関節を安定した状態で安全に運動することが関節の機能ということですね。
そのため筋や感覚受容器など様々な構成物によってそれを可能にしています。
言われてしまえば簡単かもしれませんが重要なことです。