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  • 2017年11月13日

動的姿勢制御について、押さえておきたい2つの事とは?

動的姿勢制御について、押さえておきたい2つの事とは?

動的姿勢制御について、押さえておきたい2つの事とは? 640 480 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
JMRの堀です。
前回から、
「姿勢制御シリーズ」について
お話しています。

前回までは静的姿勢制御について
お話してきました。
今回から、動的姿勢制御について
お話していきます。

動的姿勢制御とは?
姿勢制御自体、動的であり、
言葉として適切かどうかわかりません。
静的に対して動的という意味です。
動的姿勢制御とは、
予測的姿勢制御と代償的姿勢制御に
わけます。

予測的姿勢制御(フィードフォワード)とは?
意識か無意識化の判断は微妙ですが、
人間にはこれから行う動作に
対して準備が身体に現れます。

例えば万歳をしようとした時、
肩関節屈筋群よりも先行して
腰背部の起立筋群が
活動して土台を作ってくれます。
また、「今から、身体を後ろに押すよ」
と言えば、ぐっと力を込めて荷重を
前に移すはずです。
飲食業でのアルバイト経験が
ある方ならわかると思いますが、
トレーに乗せたグラスを取る際、
トレーの傾きに注意しなければ
残ったグラスが落ちてしまいますね。

このような予測的姿勢制御も
姿勢の評価には必要になってきます。
今ある姿勢を保持するため、
支持基底面や安定性限界から
重心が外れないような調整が
できるのか評価していきましょう。

予測的姿勢制御=まだ重心が外れていない

最後まで読んで頂き
本当にありがとうございます。
次回は、
動的姿勢制御の
代償的姿勢制御について
お話していきます。