おはようございます。
役員の井尻です。
今回も井尻のアウトプットシリーズです。
最近、てんかんについて興味がでましたのでまとめていきたいと思っております。
みなさんも臨床で既往歴などであったり、てんかん重積状態で入院している患者さんをみることはあるのではないでしょうか?
てんかんとは一体なんでしょうか?説明できますか?
できない方はシリーズで解説していきますのでご覧ください。
てんかんとは?
脳波異常を伴った発作性の脳の機能異常で、その結果意識の消失や変容、痙攣などの運動異常、感覚異常、自律神経症候などが発作的に出現する。
てんかんには脳腫瘍や脳血管障害、脳挫傷などの器質的の異常に伴って起きる二次てんかんと、脳に特別の病変や代謝異常、中毒性障害が想定されない続発性あるいは本態性てんかんとに分けられる。
病態
正常なニューロンは他のニューロンからの興奮性シグナルと抑制性シグナルとのバランスがとれているがてんかん発作ではバランスが崩れてしまい、過剰興奮の状態となる。
原因としては①抑制シグナルの減弱②興奮性シグナルの過剰③シグナル伝達シナプス間の受容体の異常などがある。
※てんかん時の異常な脳波をてんかん派やてんかん放電と呼ぶ。