おはようございます。
役員の井尻です。
今回は歩きはじめについて井尻が興味をもったのでまとめた物をお伝えしたいと思います。
みなさんは歩きはじめにふらつく患者さんを担当したことがあると思います。
どのような解釈や考察をしましたか?
なかなか文献も少ないと思いますし、意外に盲点になっている部分かと思います。
興味がある方は数回に分けて記載していきますので追ってご覧ください!
まず、歩きはじめに何がおこっているかですが大まかに3つです
①支持側に重心を移動させる
②直立の状態から崩す
③前方への加速度を作る
それぞれ説明していきますね!!
①支持側に重心を移動させる
前進とは前方に転倒していくと考えて良いですが、転倒だけでは継続的な前進はえられません。そのため、足を前に出せるように支持側に重心を移動させます。
モーメントでいうと支持側では外転モーメントが減少して出す足では外転モーメントが増加します。こうすると骨盤が床に平行に移動できるためカウンターアクティビティの動きが発生します。(一度、重心が支持側に乗った後はその状態をキープするために支持側の外転モーメントは増加します。)
今回はここまでとして次回以降で②直立の状態から崩す③前方への加速度を作るを説明していきますので興味があればご覧ください。