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  • 2018年10月20日

要チェックです! 急性肺血栓塞栓症とは!?

要チェックです! 急性肺血栓塞栓症とは!?

要チェックです! 急性肺血栓塞栓症とは!? 640 427 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
役員の井尻です。
急性肺血栓塞栓症
本日から急性肺血栓塞栓症について書こうと思います。
特に重要かと思いますので3回に分けてまとめていこうかと考えています。
概要・原因・症状からお伝えします。

概要
遊離した静脈血栓が右房、右室を経由して肺動脈を閉塞する病態である。
急性発症する右心負荷を伴う呼吸不全である。
下肢や骨盤腔の深部静脈血栓が主な原因となる。
予防が一番重要である。

肺血栓塞栓症(深部静脈血栓症)の原因
①長期臥床(安静が終わり歩行したとき)
②長時間の安静坐位(エコノミークラス症候群)
③手術後(特に骨盤・下腹部の手術)
④骨盤骨や大腿骨の骨折
⑤妊娠・産褥・経口避妊剤
⑥心疾患・肥満・悪性腫瘍

症状
①急激な胸痛、呼吸困難、半数に咳、1/3以上に血痰を認める。
37.5℃以上の発熱は半数に認める。
②重篤な場合は血圧低下、ショック、失神、チアノーゼ
③多呼吸、頻脈、Ⅱ音肺動脈成分の亢進、ラ音ときに喘息様の喘鳴
④下肢深部静脈血栓を示唆する所見(下肢腫脹・Homans徴候)
【まとめ】
今日のところはだいたいの概要だけ理解してもらえたらありがたく思います。
結局は予防が一番だと思いますので次回以降で紹介したいと考えておりますのでよろしくお願いします。