おはようございます。
役員の井尻です。
6分間歩行テストについてまとめます。
単純なテストですが重要なテストですのでぜひ覚えて欲しいです。
★6分間歩行テスト
呼吸器疾患や慢性心不全などの対象者の運動能力評価や簡単かつ臨床的に行うことができるテストとして6分間歩行テストが汎用されている。
6分間歩行テストは心拍数、SPO2 、呼吸困難感(Borgなど)をモニタリングしながら「6分間にできる限りの努力をしてどれだけの距離を歩けるか」を測定するテストであるが、6分間以内であれば途中で休憩することも可能である。
6分間歩行テストで測定された歩行距離はADL、QOLや死亡率とも相関することがしめられている。
また、運動耐容能の最もよい指標である最大酸素摂取量や種々の呼吸生理機能と相関することが明らかとなっている。
方法
①コースはなるべく30m以上直線のあるコースを選択する
②対象者が酸素療法を継続している場合、労作時酸素処方量でテストを実施する
③テスト前に10分程度の安静座位休息後、ベースラインの心拍数、SPO2 、Borgを記載してから歩行を開始する。
④歩行中は休息も可能だが、6分間ストップウォッチは止めずに時間を経過させる
⑤時間がきたら終了となる。(距離・心拍数・SpO2・Borg・休憩の有無と回数を記録する)
【まとめ】
かなり、エビデンスや相関関係もあり推奨されているテストなのでリスク管理を行いながら実施しておくとよいかと思います。