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  • 2018年9月15日

咳と痰も立派な評価です!!

咳と痰も立派な評価です!!

咳と痰も立派な評価です!! 1024 767 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
役員の井尻です。
咳と痰
今回は痰と咳について書こうと思います。
意外にPT・OTさんは痰や咳について気にされていないかもしれませんがすごく重要なことですよね。
もちろん、知ってますという方には失礼かもしれませんが…
どこをみればいいの?という方はぜひご覧ください。
また、打診も今回あわせて記載していますので参考にしていただけたと思います。

痰・咳
呼吸不全の患者は痰が問題になることも多いので評価は重要である。
咳はその頻度・湿性か乾性かをみる。
痰を伴う場合は痰の喀出に咳が有効に作用しているかをみます。
咳の力の強さや深さを評価する。
痰は1日の喀出量・色・性状に関して調べる。
痰が多い場合はいつよく出るのかADLを阻害しているかを評価する。

打診
肺・胸郭の密度を調べる。音の高さ、肺組織の空気含量を推測する。
無気肺・胸水・腫瘍などでは肺の含気量が低下するため濁音となる。
気腫、肺気腫では鼓音となる。
同時に横隔膜の打診を行い、その位置や可動範囲を調べる。
正常な横隔膜の高さは鎖骨中央線で第6・7肋間に位置し、閉塞性疾患では尾側に拘束性障害では頭側に移動する。肺気腫や横隔膜麻痺では動きが小さくなる。

【まとめ】
痰・咳に関しては意識してみていただけたらと思います。
また、打診は少し練習が必要かもしれませんが慣れると比較的重要な評価かと思いますのでぜひマスターしていただけたらと思います。