おはようございます。
役員の井尻です。
パルスオキシメーターを理解して使用していますか?
本日はパルスオキシメーターについてまとめていきますね。
パルスオキシメーターは非侵襲・連続的で経皮的に動脈血酸素飽和度(SpO₂)を測定する機器として普及して、現在は低酸素血症の早期発見に不可欠のモニターである。
特徴
・面倒なキャリブレーションが不要である
・プローブを挟むだけで測定可能で簡易である
・非侵襲・連続的に酸素化能を評価できる
・低酸素血症を早期発見できる
注意点
SpO₂とPaO₂の関係は酸素解離曲線(S字状)となっている。
そのカーブの傾きはPaO₂が95mmHg以上では緩やかで60mmHg(SpO₂:90%)以下で急に下がる。そのため、下限アラームは90%に設定している。
SpO₂が70%以下になると精度が下がる。
影響因子
・プローべの装着不良
・体動
・電気メス
・室内光
・末梢循環不全
・異常ヘモグロビン(COHb・メトヘモグロビン)
・色素(メチレンブルー・インドシアニングリーン・インジゴカルミン・パテントブルー)
・爪カラー(マニュキュアなど)
【まとめ】
便利ですがいろいろと注意点や影響因子があることを学べたのではないでしょうか?
もちろん、新しいものではかなり改善されているとは思いますけども古いものではタイムラグがあったりと注意も必要かと思います。