おはようございます。
 役員の井尻です。
 今回は呼吸介助法についてです。
 呼吸介助法の方法や目的・適応を中心にまとめていきます。
 
 概要
 呼吸介助法は呼気相に合わせて胸郭の生理的運動に合わせた方向に他動的に圧迫を加える手技で胸郭の弾性を利用し吸気の介助をも間接的に目的としている。
 乳幼児や胸郭の手術後などの状況でも施行される。
目的
 ・呼吸運動機能の改善
 ・胸郭の可動域の改善
 ・リラクゼーション
 ・換気量の増加
 ・肺の含気量増加による拡張
 ・呼吸困難の改善
 ・排痰
適応
 急性期および慢性期を通して非常に広く、COPD患者にもエビデンスがある。
※スクイージングと混同されることがあるが、どちらも呼吸理学療法であり、胸郭へのアプローチであることは共通している。
 スクイージングは排痰の目的が強い。
 また、呼吸介助は安静呼気位を超えて胸郭の動きが自然と止まる所で、一定の圧を加えてその圧が変わる所。スクイージングは最大呼気位まで絞り出すようにやや強い圧迫と定義されているようです。
【まとめ】
 基本は胸郭の動く方向を意識して安静呼気位を超えて胸郭の動きが自然と止まる所で、一定の圧を加えてその圧が変わる所まで圧を加えてください。
 スクイージングについては次回まとめていきますね。
