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  • 2018年8月9日

口すぼめ呼吸を活用できてる?

口すぼめ呼吸を活用できてる?

口すぼめ呼吸を活用できてる? 500 500 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
役員の井尻です。
口すぼめ呼吸を活用できてる?
本日は口すぼめ呼吸の解説をしようかと思います。
方法としては難しくはありませんが効果が良好で呼吸リハビリテーションでは欠かせない呼吸法です。
あやふやな方はこの際にチェックお願いします。

概要
鼻から吸気で呼気で口から吐き出す手技である。
口腔・気道内圧が上昇するため気道を拡張させる効果あるいは気道の虚脱を妨げる効果が期待される。

方法
吸気と呼気の比は1:3~5程度、呼吸回数10回/分程度を目標にゆっくり口すぼめで息を吐く。

効果
・気道内圧を上昇させ気道虚脱を防ぐ
・呼気量を増加させ、呼吸を深くさせる(1回換気量の増加)
・死腔換気を減らし、換気の効率を改善する
・呼気量をしっかり確保することで動的過膨張を防ぐ
・呼吸困難を緩和する
・動脈血酸素飽和度を向上させる
※運動時に行うことで運動耐容能の改善やADL遂行能力の改善もある。
また、腹式呼吸と併用すると効果的である。

【まとめ】
読んでもらえば比較的に簡単な呼吸法であることが理解できるのではないでしょうか?
また、換気を促すことも可能で生活動作まで改善できる方法でかなり有効であると理解できると思います。
ぜひ、治療や指導に組み込んでくださいね。