おはようございます。
役員の井尻です。
今週の7/14(土)は19:00から触診の肩関節編を行います。
肩関節の触診に自信がない方はご参加ください。
明日の臨床に繋がるような内容となっておりますのでぜひご参加ください。
もちろん、OTさんも大歓迎です。
本日は呼吸時の胸郭の動きについてです。
今回はかなり重要な部分です。
呼吸介助・排痰などを行う際に知っていないとできないor効率が悪い状態となります。
方向を理解して胸郭しっかりと動かしてくださいね。
①左右方向
下位肋骨では肋骨頭関節と肋横突関節を結んだ運動軸が矢状面に近いために下位肋骨の挙上で胸郭の横径が増大する。
胸郭下部が広がって横隔膜を伸張し、その収縮力を増大させる。
②前後方向
上位肋骨では運動軸が前額面に近くなるためにその挙上は胸郭の縦径を増大する。
同時に胸骨を前上方に挙上して胸郭を拡大する。
③上下方向
第1肋骨と第2肋骨の挙上および横隔膜の収縮で起こる下方移動での胸郭拡大である。
【まとめ】
呼吸介助などで方法を間違えると効率が悪くなったり、骨が弱い方では骨折させてしまう可能性があります。
どの肋骨がどのような方向に動くか理解することはかなり重要ですので意識して行ってください。