おはようございます。
役員の井尻です。
もう少し胸郭の解剖について知りたいな…
One stepしたいなと思っておられる方はご覧ください。
胸郭は12個の胸椎、12個の肋骨および1個の胸骨からなる。
胸腔は心臓・肺などの器官を収める保護容器となっている。
胸郭は1つの単位構造となって、主として呼吸運動に関与する。
頸椎や腰椎と比較すると胸椎は固有の動きは著しく制限される。
椎間関節は前額面に近い角度で上下の胸椎が連結しているために、屈伸運動は著しく制限されるが、回旋運動には有利な構造である。
肋骨は後方で胸椎より前方で胸骨と連結し、胸郭の側壁を作る扁平長骨である。
軟骨が骨化したものであるが、前方に一部肋軟骨が残っている。
12対の肋骨のうち、上位7対は肋軟骨を介して胸骨に直接連結する。
これを真肋という。下位5対は直接胸骨に連絡しないですぐ上の肋骨に接続する。
これを仮肋という。
仮肋のうち、第11肋骨と第12肋骨は末端が遊離した状態であるため、遊肋とも呼ばれる。
胸骨は胸郭前面にある扁平骨で、鎖骨および肋骨と関節を形成する。
上端は第3胸椎、下端は第9胸椎の高さにある。胸骨は上から胸骨柄・胸骨体・剣状突起の3つの軟骨結合からなる。成人になるとその大部分が骨化して単一骨となる。
【まとめ】
肋骨と関節をなすために胸椎が固いというのが理解できるのではないでしょうか?
また、回旋運動が固くなると胸郭全体が固くなるために肋骨に対して回旋動作をいれることが重要となってきます。