• 理学療法士・作業療法士必見のリハビリ講座・徒手療法セミナー講座

  • 2018年6月30日

肺の大循環系について!

肺の大循環系について!

肺の大循環系について! 624 625 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
役員の井尻です。
前回は肺の血管系には2種類あるということと肺循環系について書きました。
今回は肺の大循環系について記載します。
肺循環系にと大循環系をしっかり理解しておくことが重要かと思います。

肺 大循環系

大循環系の気管支動脈は通常は下行大動脈より分岐する。
左右それぞれ1~2本、合計3~4本の枝として下行大動脈より分岐して気管支に沿って肺に入り、気管支から細気管支に至る気管支壁に分布する栄養血管である。
気管支動脈の血液量は健康人では心拍出量の1~2%であるが、気管支拡張症や肺の炎症疾患では気管支動脈は拡張・増殖して血流が増加し、血痰・喀血の原因となるほか、気管支動脈と肺動脈との間にシャントを作ることがある。
気管支静脈は気管支動脈によって運ばれた血液を心臓に戻すための血管であるが、その走行は明らかでないことが多い。
肺内の気管支静脈は主として肺静脈に入り左心に還流する。
また、気管支静脈の一部は奇静脈または半奇静脈に入り右心に戻ることが知られている。

【まとめ】
今回の大循環系については気管支や肺など栄養する血管です。
そのため、大循環系に異常をきたすことも危険が高いということが理解できたのではないでしょうか?
次回からは胸郭の運動を話に入っていきますね。