おはようございます。
役員の井尻です。
呼吸シリーズは相変わらず続いております。
今回は肺の血管系には2種類あるという話と肺循環系について書いていきますね。
ご存知ない方はぜひご覧ください。
肺は肺循環系と大循環系の2系統の血管がある。
肺循環系はガス交換に関与する肺動脈・肺静脈であり、大循環は気管支・肺を栄養する気管支動静脈である。
肺循環系:肺動脈として右心室から出て肺に入り、肺胞の毛細血管を経て肺静脈として肺から出で左心房に戻る。肺動脈は右左心室より1本の肺動脈主幹として出て、すぐ左右に分かれて左右肺動脈としてそれぞれ左右の肺に入る。
肺に入ると複数の枝を分岐するが各枝は気管支に伴走しつつ気管支とともに枝分かれして肺全体の肺胞毛細血管に達する。
肺静脈は肺毛細血管からの血液を集めて肺門に向かうが、このとき肺動脈と異なり、気管支には伴走せず、気管支の間を肺門に向けて走る。
肺門にて上下2本の太い静脈として肺から左心房へと入る。
【まとめ】
ガス交換をする肺循環と栄養する大循環がまずあることを理解してください。
肺循環はよくみるかもしれませんね。
全身に送る血液に酸素を入れるために肺に血液を誘導する血管系というイメージで良いと思います。
次回は大循環系について書きます。