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シリーズ：治療シリーズ

【この１動画でOK】梨状筋の基礎から触診・治療法まで丸わかり！！

今回は梨状筋の治療の重要性と治療法をご紹介したいと思います。

【概論】

基本的なことから復習すると股関節外旋６筋の1つであり、股関節外旋と屈曲位では内旋作用があると言われております。仙骨中央の前面から大転子上端に走行しており、回旋筋の中では一番触診がしやすい筋となっております。
梨状筋が硬結すると一番有名なことでは梨状筋症候群があり坐骨神経絞扼症状で下肢のしびれや神経症状をきたすことがあります。
それ以外にも股関節では回転運動は障害され、関節可動域制限や疼痛を生じたり、大腿骨が外旋して下腿回旋のアライメントは崩れ膝関節に影響がでる可能性があります。
また、股関節の可動域低下は骨盤傾斜に影響して腰椎の可動域低下を生じさせてます。
例えば、股関節伸展可動域が低下すると骨盤前傾位となり、腰椎過前弯を引き起こし腰痛の原因にもなります。

【触診】

仙骨の中央から大転子上端への走行をイメージして筋を横断するように殿筋下の筋を触診する
約２横指程度の太さ
他の股関節回旋筋と間違えないために停止部の大転子上端が重要です。

【評価】

股関節屈曲可動域または股関節内旋可動域

【治療】

肢位：背臥位
方法：①梨状筋を触知する
②股関節内外旋する
※最終可動域まで行う
患者自身でできる場合は収縮も加える
(マッサージでもよいが動きを加えることで緩みやすく痛みも少ない)
梨状筋は梨状筋症候群以外にもいろんな症状に関係があることが分かってもらったと思います。
特に梨状筋の起始部と停止部付近にトリガーポイントができやすいのでそこを重点的に行うのも良いと思います。

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