• 理学療法士・作業療法士必見のリハビリ講座・徒手療法セミナー講座

  • 2018年5月22日

問診の質問方法5つのポイントとは!!

問診の質問方法5つのポイントとは!!

問診の質問方法5つのポイントとは!! 640 398 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見


おはようございます。
役員の井尻です。

理学療法における問診「面接技術」について書いています。
前回から方法についてまとめていきます。
今回は方法の態度と質問方法に関する2つのポイントを書きますのでどうぞ参考にしてください。

⑤態度
患者さんが抱えている問題を打ち明けるには面接者の態度が大切である。
傾聴を心がける。
評価的態度、解釈的態度、逃避的態度はラポール形成を不良にするため注意が必要である。
また、誘導的な質問や決めつけるような対話は避ける。

⑥質問方法
開放型質問・閉鎖型質問・中立的質問・フォーカスをあてた質問・多項目型質問などがあり、これらの質問法を組み合わせて面接を進めていく

1開放型質問
・相手が自由に答えらえる質問。面接開始時や新しい話に移る時に効果的。
・自由に答えられるため最も重要な点について答えることができる。
2閉鎖型質問
・「はい」「いいえ」で答えられる質問。
・問題の焦点を絞っていく。
3中立的質問
・名前・年齢・職業など相手の心理を動かさない質問
4フォーカスをあてた質問
・特定のもとに焦点をあてて答える質問。
・開放型質問の後に使用すると問題点を具体化できる。
5多項目型質問
・用意してある複数の回答から選ばせる質問、作成側が内容を決めてしまうことに欠点がある。

最初に開放型質問をして、次に閉鎖型質問やフォーカスをあてた質問をして問題を絞るように進めていくと効果的である。また、沈黙・相槌・促し・繰り返し・言い換えなどの傾聴的態度を示す。
話し方は聞き取りやすい声やスピードをこころがける。
言葉にも注意を払うことは重要であり、日常的な丁寧な言葉を使用し、専門用語はなるべく使用しないようにする。

【まとめ】
基本的なことは傾聴ですが、5つの質問方法を意識することで患者さんの訴えをスムーズに引き出すことができるのではないでしょうか?
治療時間の延長にも繋がりますね!