おはようございます。
役員の井尻です。
前回から理学療法における問診「面接技術」について書いています。
今回は方法についてまとめていきます。
方法
①事前準備
患者さんが快適に面接に望めるように、使用する部屋の清潔さ、整理整頓など環境整備が重要である。通常、理学療法室などで実施するが、カーテンを使用したり、個室を用意するなどプライバシーの保護に努めなければいけない。
セラピストの身なり、姿勢などが大切であり、清潔感のある髪型・服装などが求められる。
この他に診療録などからの情報収集を事前に行っておくことが重要である。
②あいさつ
患者さんに笑顔で挨拶する。患者さんは不安や緊張などを抱えていることが多く、言語的コミュニケーション以外の準言語的コミュニケーションや非言語的コミュニケーションでそれを和らげることが大切である。
日常コミュニケーションにおいては非言語的コミュニケーションを最も多く使用すると言われている。この3つを効果的に使用するように意識する。
あいさつではフルネームで名前を確認し、自己紹介を忘れない。
敬語や呼称などは患者さんの背景を事前に確認して適切に使用するようにする。
種類 特徴
言語的なコミュニケーション 言語で伝えられる内容
準言語的なコミュニケーション 発声によって伝えられる言語以外の要素による
(声の大きさ、声の高さ、話すスピード、抑揚など)
非言語的なコミュニケーション 言語以外で伝えられるもの(表情・姿勢・身振りなど)
【まとめ】
基本的なことですが、まずしっかり事前準備を行い、あいさつをしましょうということですが、患者さんとのラポールの形成を最初の部分なのでかなり重要かと思います。