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  • 2018年5月10日

触診から操作の流れのポイントとは!?

触診から操作の流れのポイントとは!?

触診から操作の流れのポイントとは!? 640 427 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見


おはようございます
役員の井尻です。

本日は触知からの操作のお話をさせていただきたいです。
セラピストは触知することが大切な仕事の1つであると思いますのでぜひ参考にしてください。
操作としては患者さんの身体・肢節を固定し、可動し、抵抗を加え、支え、運動を誘導する。
例えば、抵抗の加え方が正しければ合理的に誘導できる。
抵抗運動の際には関節の角度変化に伴い、抵抗を加える方向を変化させる。
抵抗は常に運動のてこに垂直になるように意識する。
最も効率が良く、セラピストの疲労も防ぐことができる。

※実際のROMの時を例に記載していきます。
肩関節(背臥位)
手関節をセラピストの上腕と体幹で前腕遠位を固定する。
肘の内側面と腸骨上部にできた空間に患肢を置くようなイメージで保持すると良い。
セラピストの両手が自由になり、より正確な微妙な運動の補助・操作が可能となる。

股関節(背臥位)
肩関節と同様に膝関節を一定の角度にするために身体で挟む。
他方の手で大転子を触知し、大腿骨頭の運動をある程度操作することができる。

【まとめ】
特に疼痛の強い患者さんのROMを行う際は接触面を多くすることが重要になってきます。
疼痛で力を抜けない患者さんはもしかしたら接触面を多くして行うと良いかもしれませんよ。