• 理学療法士・作業療法士必見のリハビリ講座・徒手療法セミナー講座

  • 2018年4月26日

今さら聞けない杖の合わせた方!!

今さら聞けない杖の合わせた方!!

今さら聞けない杖の合わせた方!! 640 421 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
役員の井尻です。

今回から杖シリーズに入ろうかと思っております。
学生や新人セラピスト向けになるとおもいますがよろしくお願いします。
そもそも杖の歩行補助機能や合わせ方ご存知ですか?

・機能
①支持基底面の確保
 もっとも大きい機能で、安定性を高めて重心移動を容易にする。
②体重の免荷
 軽度ではあるが免荷機能あり。
③下肢の筋力を補う
 体重の支持、制動と駆動がしやすい
などがあります。

・合わせ方
3パターンご紹介します。
①自然立位で杖をつま先の15cm前方・15cm外側に置く、その時肘関節が20~30°屈曲位になるのがよい(大転子に持ち手がくるようにする)
※SGマーク基準書では、杖の先つま先の前方20cmに置き、肘関節を30~40度に曲げた位置で、杖の長さを決めるように勧めています。
②計算式であわせる場合
身長÷2+2~3cmといわれている。
③上肢を脱力した際の橈骨か尺骨の茎状突起

【まとめ】
基本的には上記の3つの合わせ方が言われています。
もちろん、本人の意見などの取り入れてあげてくださいね。
患者さんによってはゴムが割れていたりする方がいるので注意してみてください。
また、患側に杖をもっている患者さんも指導をお願いしますね。