おはようございます。
役員の井尻です。
4月から高齢になると身体がどうなるかという話をしています。
新人セラピストの方はこれから基本的に高齢者の患者さんをみる機会が多いですので参考にしてくださいね。
今回は高齢化と骨について書きます。
骨量は女性の場合では20歳前後でピークとなって45歳までキープできます。
閉経後に急速に減少して、その後は年齢に伴って低下します。
女性は最大時の皮質骨は3割、海綿骨は5割低下すると言われています。
骨粗鬆症に繋がる3因子があるのですが、
①最大骨量 ②閉経後による骨量減少 ③加齢による骨量減少
それぞれが個別なので1つが原因でも危険性は高まります。
日本人の骨粗鬆症有病率は50歳以上の女性で25%、70歳以上で50%と言われています。
骨面積が大きく、骨の改変が活発に行われる海綿骨で観察されやすいため、骨折は脊椎や長管骨の骨幹端部に多い。
よって、好発部位は脊椎圧迫骨折、大腿骨頸部骨折、橈骨遠位端骨折、上腕骨遠位端骨折となります。
高齢者に多い4大骨折ですね。
【まとめ】
高齢者の4大骨折は負担がかかりやすい場所という理由以外にもこんな理由があるのですね。
骨粗鬆症を知って指導することは重要なことです。
前年度のブログに指導法を記載しているのでぜひご覧いただけたらありがたいです。