ガイドラインとは?
診療指針、標準治療と言われています。治療に関して適切な判断を下せるように,実際に病気になった人に対する治療の実績や,学会での研究などを踏まえて作成された診療の指針である。最新の治療法を含め多くの情報から有効性,安全性などを整理して,診療の目安を示しています。
エビデンスとは
私達リハビリ現場ではエビデンスに沿って理学療法を行っていきますね。そうです。自分自身が行うアプローチの『根拠』ですね。それが求められています。
一般には、医学および保健医療の分野では、ある治療法がある病気・怪我・症状に対して、効果があることを示す証拠や検証結果・臨床結果を指す。エビデンスは、医療行為において治療法を選択する際「確率的な情報」として、少しでも多くの患者にとって安全で効果のある治療方法を選ぶ際に指針として利用される。(ウィキペディアより)
Grede | 内容 | 内容補足 |
---|---|---|
A | 行うように強く推奨する。 | 強い根拠に基づいている。質の高いエビデンスがある。 |
B | 行うよう推奨する。 | 中等度の根拠に基づいている。 質の高いエビデンスが1つ、または中等度の質のエビデンスが複数ある。 |
C | 行う事を考慮してもよい。 | 弱い根拠に基づいている。 中等度のエビデンスが少なくとも1つある。 |
D | 推奨しない。 | 否定する根拠がある。 否定できる論文はないか、否定できる中等度のエビデンスが少なくとも1つある。 |
I | 委員会の診断基準を満たすエビデンスがない。 | あるいは複数のエビデンスがあるが結論が一様ではない。 |
臨床への応用
普段の臨床で、どれほど活用しているのか?正直どうでしょうか?
入院患者さんであれば、来室しAさんをベットに寝かせ、いつも通りのストレッチやマッサージから入り、お話しながらすすめ、筋トレなどのfacillitationを行い、バランス練習(起立動作・横歩行・後ろ歩行)、応用歩行(階段、屋外歩行)を行う。活動を、メニューをこなす事で体力や動作時代は繰り返し行う事で向上していく。これって、理学療法士・作業療法士のセラピストが行う事なのか?せっかく国家試験をとったのに、ヘルパーや運動訓練士などサポート役でも実施できる事を毎日行っている!違いは、何?と年々疑問を持っています!
エビデンスを意識しながら、しっかり評価し、良くない問題点に対して、適切にアプローチを行えるよう、資格を取ってから~5年目まではしっかり臨床を楽しみながら、変化を楽しみながら、実施して頂きたいと思います。
流れ作業を、行っている職場なら、いち早く外にでて揉まれるべきです!!
「楽」と「楽しい」は違います!
『手を抜く』と『息抜き』とは、全然違います!