おはようございます。
JMR協会の堀です。
皆さん牛乳は好きですか?
僕は嫌いです。
学校で生ぬるい牛乳を飲んで、
気持ち悪くなり、
そこから嫌いになりました。
「ミルクは身体にいい」
と、親、先生が良く言ってました。
皆さんも同じではないでしょうか。
それは、本当なのか?
この前、
患者さんに聞かれました。
とりあえず、
調べる事にしました。
興味ある人かご覧ください。
いつから「乳製品が体に良い」と始まったのか?
詳細は分かりませんが、
ネットである記事を見ました。
これは80年代にアメリカの
酪農組合が行った
販促キャンペーンのスローガンみたいです。
「ミルクは強い骨を作る」というのは
昔ながらの知恵みたいです。
ミルクは本当に良いの?
ミルクが骨の健康にとって本当に大切なら、
乳糖不耐性(ミルクの中に含まれる乳糖を
消化吸収できない体質で
ミルクを飲むことが難しい)の人は
骨粗しょう症になりやすい、
つまり骨が弱く、
もろくなりやすいことになります。
しかし、
アメリカ国立衛生研究所(NIH)によると、
乳糖不耐性と骨の弱さが
関連するかどうかについては
異なる証拠が出ていて、
ハッキリしていないそうです。
また、有力医学誌、BMJ誌で
2014年に報告された研究では、
ミルクを大量に摂った(1日にグラス3杯以上)
女性で骨折のリスクが逆に
「増えた」そう(男性では増加せず)。
この研究では、
ミルクを多く摂ると
酸化ストレス/炎症のマーカーが
増加するともわかりました。
という、記事がありました。
このような結果は、
インターネットでの、
健康関連のブログで、
よく見かける主張です。
『ミルクは酸を生産する食品なので、
炎症と骨の破壊を助長するというもの』
僕自身は、
「ミルクは酸を生産する」という主張は
でっち上げと考えています。
実際にはミルクを飲むと尿酸が減少します。ですから、ミルクは体内の酸を増やし、だから骨に有害という説は成り立ちません。*栄養学の専門誌、『アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション(AJCN)』誌で報告された研究
「多くの文献を調べてみればわかりますが、毎日乳製品を摂ると長い間には骨密度が増加して、骨密度の減少を予防すると証明している研究が大部分です」、また「乳製品を摂ると、骨粗しょう症による骨折、特に大腿骨頸部の骨折を予防します」*ハーバード大学医学大学院エイジング研究所、博士のシバニ・サーニ
乳製品にかなうものがないという見方も
また、やはりAJCN誌で今年報告された研究によると、ミルクは特に年配女性の骨によさそう。閉経後の女性を対象に調べたところ、毎日乳製品を摂った(ミルク600mlまたはヨーグルト300ml相当)人は、乳製品をる量がそれより少なかった人と比べて、確かに骨が強いとわかったのです。
その研究の著者、ルネ・リゾーリさん(スイスのジュネーブ大学で骨の病気の教授を務める、医学博士)の説明では、骨を強くするには(それに筋肉の健康にも)たんぱく質とカルシウムが必要。そしてたんぱく質とカルシウムを含む食品はいろいろありますが、値段の割にどちらも豊富となると、乳製品にかなうものは少ないとか。
骨を強くするには、
たんぱく質とカルシウムが大切で、
乳製品はどちらも豊富です。
さらに、乳製品には
同じように骨が弱くなるのと
骨折を防ぐために役立つ
カリウムとマグネシウムも
含まれているみたいです。
また、ヨーグルトのような発酵乳製品に
含まれるプロバイオティック成分についても、
「腸のマイクロバイオームに、
それからカルシウムの
吸収に作用します」と言われており、
特に骨に良いのではと言われています。
どのくらいの量をとれば良いの?
1日3カップほどがおすすめと言われています。
(アメリカの保健福祉省、農務省より)
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