役員の井尻です。
今回は骨粗鬆症の3つ治療です。
リハビリも重要な治療のひとつですよ!!
治療
食事療法、運動療法、薬物療法があり、とくに食事療法と運動療法は、骨粗鬆症の予防の基本となります。薬物治療が必要な場合は、症状の有無にかかわらず、治療を続けていくことがとても大切です。
①食事療法
骨粗鬆症の治療や予防に必要な栄養素は、骨の主成分であるカルシウムやタンパク質、骨のリモデリングに必要なビタミンD、ビタミンKなどです。
これらの栄養素を積極的にとりながら、バランスの取れた食生活を送ることが大切です。
食塩、カフェイン、アルコールなどのとり過ぎは良くありません。
②運動療法
骨は、運動をして負荷をかけることで増え、丈夫になります。さらに、筋肉を鍛えることで体をしっかりと支えられるようになったり、バランス感覚がよくなったりし、ふらつきがなくなって、転倒を防ぐこともできるため、運動療法は骨粗鬆症の治療に不可決です。
骨量を増やすためにはウォーキングやエアロビクスなど、中程度の強度のある運動が効果的ですが、必ずしも激しい運動をする必要はありません。散歩などを毎日あるいは週に数回、長く続けていくことが大切です。
③薬物療法
食事療法や運動療法を行うと同時に、骨の吸収を防ぎ骨量を増やす薬や骨の形成を促進し、骨量を増やす薬などを使って治療を行います。
・ビスフォスフォネート製剤(エチドロネート・アレンドロネート)
・選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM:サーム)製剤
・副甲状腺ホルモン製剤
・ビタミンD活性剤
などの飲み薬や注射などが存在します。
<まとめ>
リハとしては不動性骨萎縮を防ぐためにも無理のない範囲で離床を進めて、転倒予防のためのバランス練習やドスンと座らないなどの動作指導が必要ではないかと思われます。