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  • 2017年11月7日

骨折しにくい骨作り指導してますか?

骨折しにくい骨作り指導してますか?

骨折しにくい骨作り指導してますか? 640 426 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

役員の井尻です。
高齢者の怪我ではやはり骨折が多いのではないでしょうか?
あなたの病院でも骨折の入院患者さんはあとをたたないと思います。
セラピストとして再発防止に努めるためにも患者指導は大切ですよね。

そこで、強い骨を作るための3つのポイントを伝えさせてもらいます。

①食事
骨密度を低下させない食事療法
・カルシウム (牛乳・乳製品、小魚、干しエビ、小松菜、チンゲン菜、大豆製品など)
・ビタミンD (サケ、ウナギ、サンマ、カレイ、シイタケ、キクラゲ、卵など)
・ビタミンK (納豆、ホウレン草、小松菜、ニラ、ブロッコリー、キャベツなど)
特に骨の形成に役立つ栄養素を積極的に摂りましょう。
カルシウムとビタミンDを同時に摂ることで、腸管でのカルシウム吸収率がよくなります。
また、タンパク質の摂取量が少ないと骨密度低下を助長しますので、意識して摂取しましょう。
もちろん、栄養やカロリーのバランスがよい食事を規則的に摂るのが基本です。

②日光浴
日光浴することでビタミンDがつくられます。
カルシウムの吸収を助けるビタミンDは、紫外線を浴びることで体内でもつくられます。
冬であれば30分~1時間程度散歩に出かけたり、夏であれば暑さを避けて木陰で30分程度過ごすだけで十分です。 屋内で過ごす時間が長い高齢者や、美容のために過度な紫外線対策を行っている人では、ビタミンDが不足してしまいます。長時間紫外線を浴びるのはよくありませんが、適度に必要なことです。

③運動
骨は、負荷がかかるほど骨をつくる細胞が活発になり、強くなる性質があります。
散歩を日課にしたり、階段の上り下りを取り入れるなど、日常生活のなかでできるだけ運動量を増やしましょう。
運動の量や種類は個々人で違いますが、ウォーキング、ジョギングなどで無理なく続けられるものが良いかと思います。

<まとめ>
3つをまとめると意識してバランスの良い食事をとりながら外で散歩する。一般的な健康的生活になります。
しかし、意味を知ってなぜそれをしなければならないかを理解して指導することで説得力が増すのではないでしょうか?
患者さんに実践してもらって初めて効果がありますからね。

ぜひ、指導・耳より情報として教えてあげてください。