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  • 2017年12月5日

関節の特殊装置 第二弾!!

関節の特殊装置 第二弾!!

関節の特殊装置 第二弾!! 1024 1024 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
役員の井尻です。
今日は関節の特殊装置の第二弾です。
3つ記載しますね!!

②関節円板
関節腔内で向かいあう関節面の間に、コラーゲン線維の多い線維軟骨性の小板が存在することがある。この小板が円板状になっているものが関節円板で、関節腔を完全に二つに分ける(例:顎関節・胸鎖関節)。小板が半月状になっているものが関節半月板で、関節腔を部分的に2つに分ける。(例:膝関節)関節円板や関節半月は血管や神経の分布を受けていない。関節円板や関節半月は誘導機能をもっており、その役割は関節運動時の関節面の適合を高めることである。

③関節唇
関節唇は関節窩の外周縁に存在する線維軟骨の輪状の構造のことである。その役割は肩関節や股関節のように関節頭に比べ関節窩が小さい関節において、関節窩の大きさと深さを補い、関節面の整合性を高めることである。血管や神経の分布を受けていない。

④滑液包と滑液鞘
滑液包は筋や腱が皮膚、筋あるいは骨などに接する部位で、それら両者の間にある滑液からできた扁平な小嚢のことである。腔内には滑液が含まれ、その役割は筋や腱などの摩擦を軽減し、動きを円滑にすることである。筋の付着部とくに関節の近くに多く存在し、中には関節腔と交通していることもある。滑液鞘は長い腱を滑液包が取り巻いたもので、その役割は骨に接近している腱の活動を円滑にし、それを保護することである。

<まとめ>
関節円板や関節唇というのは痛めると血管がなく、治りにくい部分であることが理解できます。また、神経がないのでそこ自体がすり減ったりしても痛みがないはずなので、「膝の半月板がすり減って痛みが出てます」は厳密には違うことになりますね。