こんばんわ!
役員の井尻です。
2回目ということでまだ慣れませんがよろしくお願いします。
今回は重心線について書きます。
立位のアライメントやバランスの基礎となるため重要かと思います。
○重心線とは
重心点が通る垂直線を重心線といいます。立位バランスは頭部・体幹・四肢の各体節の解剖学的指標が一直線に整列しているかどうかで判定します。バランスの良い立位とは後方および側方から観察して、下記の解剖学的指標が一直線に整列している場合をいいます。
★前後方向のアライメント
身体側面から観察して、次の5指標が同一前額面にあって、垂直であるとき、前後方向のバランスが良好
①耳孔
②肩峰
③大転子
④膝関節前方(膝蓋骨後方)
⑤外果の前方(5~6cm前)
★左右方向のアライメント
身体の後方から観察して次の5指標が同一矢状面にあって、垂直であるとき、側方バランスが良好
①後頭隆起
②椎骨棘突起
③殿裂
④両膝関節内側間の中心
⑤両内果間の中心
◇まとめ
アライメントをまず見る際にはそれぞれ5つの指標がどう位置しているかを確認してください。
そこから関節性?筋性?運動連鎖?と様々な更なる評価項目を考えるヒントになると思います。
また、評価をとる際に何横指ずれているかを確認しておくと丁寧かもしれませんね。
個人的には肩峰や骨盤なども指標として重要だと考えています。
次回は姿勢の安定性について書こうと思います。