おはようございます。
役員の井尻です。
本日はガス交換について書こうと思います。
ガス交換ってなんだろうか?という方はご覧ください。
呼吸によって200~250ml/分の酸素と炭酸ガスの交換で行われる。
吸気と呼気の組成を比較すると呼気の酸素は減少し、炭酸ガスは増加している。
炭酸ガス呼出量と酸素吸収量の比を呼吸商(RQ)という。
200mlの炭酸ガスが呼出され、250mlの酸素が吸収されると、RQは0.8になる。
RQは体内ガス交換の総決算を表す。
RQはエネルギー代謝に利用される栄養素によって異なり、炭水化物では1、脂肪0.7、蛋白では0.8となる。
吸い込まれた空気中の酸素ガス分圧は大気、肺胞、肺毛細血管の順に低くなる。
逆の関係が炭酸ガスにはある。よって拡散が起こり、ガス交換が起こる。
炭酸ガスの拡散係数は酸素の25倍で、血液とガスの接触時間が0.5秒あれば平衡状態に達する。
肺胞内の炭酸ガス分圧が高くなるほど、酸素分圧は低くなる。
【まとめ】
肺の毛細血管では瞬時に酸素と炭酸ガスを入れ替えていることが理解できます。
特に拡散というのが重要です。
拡散とはそもそも濃度が濃い方から薄い方へ濃度差がなくなるまで移動する現象のことです。
内・外呼吸ともこの拡散で行われているのです。