おはようございます。
役員の井尻です。
本日は神経性要因による筋力増強とは?です。
メカニズムとしては3つです。以下に説明していきます。
筋力増強の要因としては、神経性要因と筋の形態要因(筋肥大)がある。
筋力トレーニングによる筋力増加に神経性の要因の関与していることは筋肥大に比べ不明確であるが、多くの報告によって確かめられている。
以下に示す
1、筋力の増加が筋断面積の増加に伴わずに認められる
2、一側の筋力トレーニングにて反対側の筋力も増加する
3、同じ筋を使った運動であるにも関わらず、トレーニングを行った運動形態以外の筋力増加が少ない
4、大きな掛け声やピストルの音により、疲労のため低下した筋力が増加する
5、睡眠前の最大筋力より、睡眠中の最大筋力の方が大きい
6、最大筋力を発揮するイメージを行うトレーニングにより筋力が増加する
神経系要因による筋力増強のメカニズムとしては大脳の興奮水準の増加、拮抗筋の抑制、運動プログラムの改善の3つがある。
<まとめ>
個人的には上記の4が印象的です。
「がんばれ効果」というものがあり、人は大声や歓声で力が発揮される訳です。
プロの選手が「みなさんの応援が力になりました」は神経学的に理にかなっているということですね。
実に興味深いですね。