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  • 2017年11月20日

知っておくべきADL動作に必要なROM②

知っておくべきADL動作に必要なROM②

知っておくべきADL動作に必要なROM② 640 480 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
院長の堀です。

前回と引き続き、
知っておくべきADL動作に
必要なROMの続きです。

文献が違うので、
かぶってしまっている動作など
ありますが…、

知っておくべきADL動作に必要なROM②

各項目での標準的なROM

○階段昇降動作
膝関節屈曲83°

○しゃがみ込み動作
股関節屈曲77°、股関節内転5°
股関節外旋3°、膝関節屈曲117°

○床からの立ち上がり動作
股関節屈曲93°、股関節外転5°
股関節外旋3°

○下肢へのリーチ動作
股関節屈曲101°、股関節外転8°
股関節外旋4°、膝関節屈曲106°

(酒井孝文 他:変形性関節症患者の動作分析:PTジャーナル 37(12):2003)

正常歩行のためには
(膝関節)0~65°の可動域が要求され、
下腿と同じ高さの椅子からの立ち上がりには100°、
21cm高の階段昇降には115°、
胡座には130°、
正座や和式トイレ動作には150°が
それぞれ必要である。
(八木茂典:膝関節疾患の異常歩行に対するエクササイズの工夫:理学療法 19(4):2002)

○日常生活活動と必要な膝屈曲角度について

自動可動域
平行歩行:70°、階段昇降:95°
椅子からの立ち上がり:105°
自転車漕ぎ:110°

他動可動域
躑踞の姿勢:130~145°
正座:150~165°
※躑踞姿勢とは、しゃがむ、
うずくまるような姿勢の事で
庭の草むしりをする時などに
要求される姿勢です。
(鳥巣岳彦 他 編:標準整形外科学 第9版:2005)

最後まで読んで頂き
本当にありがとうございます。