おはようございます。
JMRの堀です。
回復期で働いている先生から
質問があったので、
皆さんにもシェアしたいと思います。
知っておくべきADL動作に必要なROM①
ADLの獲得のためにはおおよそ必要なROMが存在します。
臨床でもなんとなく行われている事もあるかもしれません。
学生時によく覚えたと思いますが、
今回、簡単にまとめましたので、
参考になればと思います。
各項目での標準的なROM
○タオルを絞る
手背屈0~20°、回内外0~45°
肘屈曲65~80°、肩屈曲25~45°
○カッターシャツのボタンをはめる
手背屈30~50°、回内0~45°
肘屈曲80~120°、肩屈曲10~15°
肩外転5~10°
○顔を洗いそして拭く
手背屈40°、回外70°
肘屈曲40~135°、肩屈曲15~25°
○丸首シャツの着脱
手背屈40°、肘屈曲120°
肩屈曲70°、肩外転0~45°
肩内外旋45°
○グラスの水を飲む
手背屈15~20°、肘屈曲130°
肩屈曲30~45°
○髪をとく
手背屈0~20°、掌屈0~40°
回外30~50°、肘屈曲110°
肩屈曲70°、肩外旋30°
肩外転110°
○かがんで床の物を拾う
股屈曲114°、股外転27°
股外旋24°、膝屈曲117°
○椅子への立ち座り
股屈曲112°、股外転20°
股外旋14°、膝屈曲93°
*引用⇒今野孝彦:Ⅱc 日常生活動作(ADL)と上肢機能.これでできるリウマチの作業療法:1996
最後まで読んで頂き
本当にありがとうございます。
次回は、この続きをお話したいと思います。