おはようございます。
役員の井尻です。
深部静脈血栓症との関連について書きますね。
3回目ですので前回と前々回をみていただけたらシリーズでご覧いただけますのでよろしくお願いします。
90%以上は下肢あるいは下腹部の深部静脈血栓に由来する。
静脈血栓塞栓症のリスク
・影響が強いもの
①下肢ギプス包帯固定
②下肢麻痺
③血栓性素因
④静脈血栓塞栓症の既往
・中等度の影響
①高齢
②長期臥床
③うっ血性心不全
④呼吸困難
⑤悪性疾患
⑥中心静脈カテーテル留置
⑦癌化学療法
⑧重症感染症
・弱い
①肥満
②エストロゲン治療
③下肢静脈瘤
予防
術中・術後の弾性ストッキングの着用、下肢筋力の周期的圧迫などで、一番有効な予防は早期離床・早期歩行である。
患者指導として気が付いた際に足関節の底背屈をして下肢の血流を滞らせないようにすることが必要と考えられます。下肢の手術の際でもこの方法なら比較的簡単にできると思います。
※術前に明らかな下肢深部静脈血栓症の徴候があれば下肢筋力の周期的圧迫は注意が必要である。
【まとめ】
上記の危険因子がある患者さんは注意ですよ。
また、予防が大切です。
ぜひ、予防・指導を徹底してくださいね。
理学療法士からは足関節の底背屈を徹底してください。