• 理学療法士・作業療法士必見のリハビリ講座・徒手療法セミナー講座

  • 2018年10月27日

気胸の2種類とは?

気胸の2種類とは?

気胸の2種類とは? 640 434 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
役員の井尻です。
気胸の2種類
本日から気胸についてまとめていきます。
こちらも3回のシリーズで書いていきますのでよろしくお願いします。

概要:壁側胸膜か臓壁胸膜が破れることで胸腔に空気が貯留すること
分類
①自然気胸
・原発性:基礎疾患がなく起こる。(ブラ・ブレブなどが破裂して起こる)
・続発性:基礎疾患があって起こる。
慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息発作、間質性肺疾患、結核、肺がんなど
②外傷性(交通事故・鈍的外傷)、医原性(医療行為に伴う偶発的アクシデント)

疫学:原発性は20代、男女比7-10:1、続発性は60代以降に多い。
   再発しやすい(30~50%)
   ※20代は原発性気胸が多く、高身長痩せ型で胸囲が小さい人に好発する。
    60代は続発性気胸が多く、喫煙者が多く肺の予備能がなく、治療に抵抗を示すことがある。

所見:突然の胸痛、息切れあるいは呼吸困難で発症することが多い。
   軽度なら胸痛・軽度の労作時息切れ、重度なら呼吸困難・チアノーゼ・呼吸音の減弱、打診にて鼓音
診断:肺部X線にて肺血管影のみられない透過性の亢進がある

治療:胸腔ドレナージにより脱気し、肺を再膨張させることが基本である。
①軽度:安静
②中等度以上:胸腔ドレナージ

【まとめ】
個人的には原発性の気胸の知り合いがやはり多いです。
痩せ型の方が多いのは一致してますね!!