• 理学療法士・作業療法士必見のリハビリ講座・徒手療法セミナー講座

  • 2018年11月24日

歩きはじめを治療するためのヒントとは!?

歩きはじめを治療するためのヒントとは!?

歩きはじめを治療するためのヒントとは!? 1024 911 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
役員の井尻です。
歩きはじめを治療するためのヒントとは!?
これで歩きはじめも最終回です!!
今回は「③前方への加速度を作る」を中心にまとめていこうと考えております。
3回分を読んでいただくと歩きはじめを一通り理解したこととなりますので後は臨床に応用していただきたいと思います。

③前方への加速度を作る
「②直立の状態から崩す」の位置エネルギーを運動エネルギーに変換するだけでは十分な前進速度は得られません。
どこで加速を生み出すかというと足関節底屈筋の蹴りだしです!!
着地時に膝関節周囲筋で衝撃吸収してしまいますが加速のパワーの方が強い状態となり加速していきます。
しかし、前回お話させてもらったように4歩目で通常歩行となります。
なぜかというと一歩毎に膝関節で衝撃吸収する力が増加してくるからです。
ちょうど、4歩目で加速と衝撃吸収の力が一致するということですね!!

これが歩きはじめの現象です。
例えば、歩きはじめがスムーズできない場合やふらつきがある場合などはカウンターアクティビティの動きの低下・下腿三頭筋や膝関節周囲筋が機能的に働いていない可能性があると考えられるのではないでしょうか?
それが分かればあとは評価して原因を見つけて治療するだけです。
ぜひ、これを臨床にいかしてください!