おはようございます。
JMRの堀です。
前回から、
「姿勢制御シリーズ」について
お話しています。
前回は、静的姿勢制御の中の
定位についてお話しました。
今回は平衡について
お話したいと思います。
平衡(Postural Equilibrium)とは?
もう一つの静的姿勢制御に、
支持基底面内に重心を
保持するために身体の位置を
調整する平衡があります。
よく聞く言葉ですね。
しっかり答えられないのであれば、
もう一度整理しましょう。
例えば、立位姿勢で重心が
後方へ外れる際に、
脊柱よりも前についている筋肉が
活動し安定性限界を
超える前に制御します。
重心が右に移れば、
右下肢で踏ん張り、
床反力で重心を戻したり、
身体を左に傾ける立ち直り反応などで
バランスを取ります。
これは重心の移動を感じとる
体性感覚や迷路系の働き、
それに対応する筋肉やROMが
あってこそ可能になります。
人間は完全な静止姿勢が
取れないため、
例え坐位であったとしても
小さく動いています。
そして重心が安定性限界を
外れる前に、無意識に
身体をコントロールする事で
平衡を維持しています。
しかし、
それを詳細に評価するのは
重心動揺計などでしか出来ません。
平衡=目にみえないもの
最後まで読んで頂き
本当にありがとうございます。
次回は、
定位と平衡のまとめについて
お話していきます。