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  • 2017年11月15日

代償的姿勢制御について説明できますか?

代償的姿勢制御について説明できますか?

代償的姿勢制御について説明できますか? 150 150 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
JMRの堀です。
前回から、
「姿勢制御シリーズ」について
お話しています。

代償的姿勢制御(フィードバック)とは?
これは主に、
外乱などの負荷に対しする
対応になります。
何かにつまずくなど
不意の外乱刺激に対して、
予測的姿勢制御では
対応出来なかった場合に起こる現象です。

「このままじゃ重心が安定性限界を超える」
「重心が安定性限界を超えた、どうしようかな」

上記のような場合、
どのような能力で重心を
支持基底面内に収めるか、
また支持基底面を広げるなどをして
転倒を防ぐかを判断して、
必要な筋活動や関節運動を
選択する事になります。

これは、平衡とは違い、
完全に意識していて
目に見える反応になります。
反応は反射と違い、出さないこともできるし、
わざとゆっくり出す事も可能です。
評価の際には、股関節・足関節戦略など
自分が見たい反応やタイミングを
患者様に指示することで、
幅広く評価ができると思います。
また閉眼立位、閉脚立位、タンデム肢位などの
課題により、姿勢保持に負荷をかける事で
より分かりやすい反応が評価可能になります。

代償的姿勢制御=すでに重心が外れている
(外れていることが決定している)

学生や新人のカルテを見ると、
股関節中間位、骨盤後傾位、腰椎後弯位などと、
記載をしているのを見たりします。
特に、歩行・寝返り・起立動作など、
より複雑になってきますね。

一度考えてみてください。
「一体、何をみたいのか?」
「姿勢を知る事で何を得たいのか?」

まずは、大きなフレームで考え、
そこから何個かにわけて考えていく事が
大切かと思っています。

最後まで読んで頂き
本当にありがとうございます。
今回で姿勢シリーズは
とりあえず終わりです。