• 理学療法士・作業療法士必見のリハビリ講座・徒手療法セミナー講座

  • 2018年12月11日

てんかんの8つの種類とは?

てんかんの8つの種類とは?

てんかんの8つの種類とは? 640 480 日本徒手医学リハビリテーション協会-姫路発、疼痛治療を学びたい理学療法士必見

おはようございます。
役員の井尻です。
てんかんの8つの種類とは?
前回からてんかんについてまとめていますが今回は臨床型と症候について書きますね。
てんかんについて勉強不足を感じている方はぜひご覧ください。

①大発作
 前兆なく突然意識消失で発症し、強直性痙攣から間代性痙攣に移行し、やがて筋弛緩のまま意識もうろうないし、睡眠状態に至って終わる。
時間としては数分間である。痙攣時に舌を噛んだり、嘔吐したり誤嚥の可能性がる。
しばし、失禁・失便がある。

②小発作
 欠伸発作ともいわれる。数秒から十数秒の意識消失があり、その間の会話や動作の突然の停止だけの場合(単純)と発作時に口を動かしたり手足を動かす自動症を伴うものがある(複雑)。
※過呼吸により誘発

③部分(焦点・部分)発作
 発作が脳の特定部位に局在して始まるもので、意識障害のない単純部分発作と前頭葉から側頭葉、辺縁系に局在して意識障害を伴う複雑部分発作がある。
単純部分発作はジャクソン発作が大切で、身体の一部分の痙攣から始まり次第に全身に広がる発作である。痙攣の開始部位の運動領域の近くに病巣がある。

④ミオクローヌス発作
 突然、筋にミオクローヌスが生じ、手足を投げ出すような運動や尻もちをつくような運動がみられる。軽度の意識障害を生じる。新生児~小児期に好発する。
※光刺激により誘発
ミオクローヌス発作は乳幼児重症ミオクロニーてんかん、若年性ミオクロニーてんかん、レノックス・ガストー症候群、ミオクロニー欠伸てんかんなどでみられる。

本日はここまで次回は残りのてんかんを紹介しますのでよろしくお願いします。